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大昔の話だが、私は剣道の経験が若干あり、慶応高の剣道部も少し記憶がある。そんな私の知る剣道は、基本的に禁欲的で、抑圧的かつ陰険な雰囲気を伴う。オリンピックの公式種目になろうとしない事が象徴的だ。私の知る剣道とは、青春なんて軽薄で爽やかなイメージではなく、ドロドロしていて、陰影のある世界だ。
「おれは男だ!」で断片的に見た森田健作の剣道シーンは、正直言って下手クソで、カッコ悪い。あんな男に剣道を語って欲しくないと思っていた。森田健作を見た剣道の未経験者から、剣道をあんなものかと思われたら、迷惑だと感じていた。 何しろ全日本で連覇を果たす現代の剣豪でさえ、決して頂点を極めたとは思わずに、求道者の節操を守る。素人相手に剣道の何たるかを語る事は無いのだ。 私の知る慶応の剣道部と言えば、強い部員がハンパなヤツをボコボコにしたり、上級生が気に入らない後輩の喉を直接突いて声帯を損傷させて喜ぶなど、勝つための合理性よりも部員のストレス発散のはけ口としてサディスティックな稽古を好む雰囲気だった記憶があるが、森田健作のステージで殺陣をやるほどチャラチャラしたミーハーなチームになるとは意外だ。さぞ部員やOBの気質が変わったのだろう。今は稽古中にスポーツドリンクを飲むことも許されているのだろう。以前は「飲むとダルくなって体の動きが悪くなるから稽古中に水を飲むな」と厳しく言われていたようだが…。 「防具を付けて歌うのはこれが最後」と宣言するくらいなら、最初からやるなと言いたい。 森田健作が剣道着で「さらば涙と言おう」 [ 08月11日 10時29分 ] 日刊スポーツ 森田健作(57)が10日、NHK「思い出のメロディー」(11日午後7時放送)のリハーサルを東京・渋谷のNHKホールで行い、剣道着姿で「さらば涙と言おう」を歌った。NHK出演は76年のドラマ以来31年ぶり。「民放ドラマの主題歌だったから、当時は絶対NHKからは声が掛からないと思っていた。ついに来たかという感じ。長かったよ」。間奏では慶応高剣道部と殺陣も披露し、気持ちのいい汗をかきながら「防具を付けて歌うのはこれが最後」と宣言した。 同曲は亡くなった阿久悠さんの作品。「この歌をくださる時、阿久先生が『君は青春の男だ。いつまでもこの歌を歌えるように、男らしく生きろ』と言ってくれた」と語り、ステージの最後は「青春だーっ!」とこぶしを振り上げていた。 森田知事、免状ないのに剣道2段 40数年自称 2009/05/22 11:34 【共同通信】 千葉県の森田健作知事が、全日本剣道連盟から免状を受けていないのに、長年「剣道2段」を名乗っていたことが22日、分かった。 森田氏は21日の記者会見で「剣道2段」の段位に疑問があるとの一部報道について質問され「高校生の時に、恩師に2段を許すと言われた。だから40数年言ってきた」と説明し、免状がないことを認めた。 今後もプロフィルなどで「剣道2段」と名乗り続けるかと問われ「私の思いはそういうつもり」と答えた。 全日本剣道連盟によると、剣道の有段者は5段までは都道府県剣道連盟、6段以上は全日本剣道連盟の審査会に合格した人のことを指す。 森田氏はドラマ「おれは男だ!」で主人公の剣道部キャプテンを演じていた。 森田健作知事 オレは無免状だ! デイリースポーツ - 2009年5月22日 千葉県の森田健作知事(59)が、全日本剣道連盟から免状を受けていないのに、40年以上も「剣道二段」を名乗っていたことが22日、分かった。 一部の週刊誌が「剣道二段」の段位に疑問があるとの記事を掲載。森田氏は21日の定例記者会見で、「高校生の時に『範士』である恩師に『二段を許す』と言われた。だから40数年言ってきた」と説明し、免状がないことを認めた。 今後もプロフィルなどで「剣道二段」と名乗り続けるかと問われ「私の思いはそういうつもり」と答えた。 ドラマ「おれは男だ!」で主人公の剣道部キャプテンを演じた“青春スター”の森田知事は1月に知事選への立候補表明後にも「剣道二段」と話し、所属するサンミュージックのプロフィルにも明記していた。 同プロフィル欄には「柔道初段」も併記されていたが、サン-の関係者は「こちら(柔道)は講道館の免許を持っています」と説明。柔道は“自称”ではないという。
by negative_opinion
| 2007-08-11 12:28
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