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栄華を極めた国の王にありがちなエピソードのように、太古の昔から人は満たされると長寿、ひいては永遠の命を求めようとする。 今なら平均寿命の長寿は平和の証で、お役所的には誇るべき値だろうし「短命県」と名指しされるのは不名誉なことなのだろう。
だが、俺は健康寿命の割に長寿となる人、すなわち通院と投薬・治療・介護から離れられず、寝たきりで人の世話になって生き永らえる人にはなりたくない。生き恥だ。それなら自分自身を始末できる体力と蓄えがある内に後始末の段取りも済ませておき、短命でスパっと最期を迎える方が幸せだ。 特に、医療費も介護費も払えず、施設に入るカネも縁もなく、孤立したまま孤独死して朽ち果て、最期の後まで世間に負担と迷惑をかけるのは尊厳にもとる。 「短命県」返上へ 青森県が勧める健康アップ作戦とは… 産経新聞 11月24日(月)15時7分配信 男女とも平均寿命が全国最下位の青森県。喫煙、飲酒、運動不足など、短命の要因はさまざまあるが、生活習慣病の予防と健康な体づくりに、まずは食生活の改善からと、県は今年度から野菜や魚介類のだしのうま味を活用して減塩を推進したり、野菜の摂取量アップを呼びかけるなどの取り組みを始めた。“短命県”のレッテル返上に行政も本腰を入れ始めた格好だが、「笛吹けど踊らず」では何の解決策にもならない。大事なのは何より県民一人一人の意識改革だ。(福田徳行) 平均寿命を左右する要因の一つの生活習慣病の予防に減塩は不可欠。そこで、県は塩分を減らす方法として、だしのうま味を生かすことに着目。幸いにも青森県は山林と三方を海に囲まれ、だしの素材となる農林水産物が豊富な土地柄。これを生かさない手はないというわけだ。 農林水産物の販売・加工業者や栄養士などを交えて、学校給食用と家庭用のだしパックを開発するほか、社員食堂などにもだし活用を呼びかけていく。県総合販売戦略課は「少しでも健康寿命、平均寿命の延伸につなげたい」と意気込む。 こうした行政の取り組みに呼応するかのように、民間も動き出した。全国に約1千人いる「だしソムリエ」の1人で、青森市内のそば店に勤務する奥村雅美さんが主婦らを対象においしいだしの取り方の講座を開いている。奥村さんは「仕事柄だしの重要性を実感している。だしで減塩とだしを上手に使ったおいしい料理を広めていきたい」と話す。 減塩対策の一環として、だし活用に続き、“健康アップ作戦”の第2弾は野菜摂取の意識を促す取り組みだ。厚生労働省の平成24年国民健康・栄養調査によると、青森県内の成人の1日当たり野菜摂取量は男性が296グラムで全国23位、女性は292グラムで同14位と、厚労省が呼びかけている350グラムを下回っている。 一方、平均寿命1位の長野県は男女とも350グラムを超えているが、塩分の摂取量が全国2位と高い。にもかかわらず、平均寿命がトップで、青森県は最下位という要因について、県食の安全・安心推進課は野菜の摂取量に起因していると分析。 国の昨年の農林水産統計によると、青森県の野菜産出額は576億円と東北でトップ。そこで、県産野菜をはじめとした野菜中心の食生活で健康増進を図ろうと、県内のスーパーや産直施設、デパートの協力を得て、野菜を使った料理レシピ集の作成やキャンペーン展開を進めている。 以前、長年、青森県民の食生活、生活習慣を研究している中路重之弘前大大学院医学研究科長に話を聞いたことがある。中路さんいわく「青森県民はたばこの吸い過ぎ、しょっぱい物を食べ過ぎ、そして運動をしない」。確かに、青森県民は漬物はもとより、冬場、塩で漬け込んだ保存食を多く食べる習慣がある。たばこに関しても24年国民健康・栄養調査によると、青森県民の男性の喫煙率は39・1%で福島県(39・2%)に次いで全国2位。青森県民にとっては野菜摂取量といい、喫煙率といい、何とも耳の痛い数字ばかりが並ぶ。 短命県の汚名返上はすぐには実現できなくても、県民が自身の食生活に関して認識を新たにし、健康への関心を高める意識が必要なのは言うまでもない。そのためにも子供たちの段階で家庭、学校で食生活に関する教育をしていくことも大切だ。 さて、自分はとなると、やはり、しょっぱい物を好み、たばこも吸い、酒もほどほど(?)に飲む。食卓からしょうゆは欠かせない。50代も半ばで長年、慣れ親しんできた食生活から改善を図るのは容易ではないが、この原稿を書いた手前、まずは「隗(かい)より始めよ」。今日から少しずつ食生活を改めたい。
by negative_opinion
| 2014-11-24 15:47
| 少子高齢化
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