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橋下氏のやり方は、小泉元総理の政治手法を思い出させる。
政治屋の動機は「票」と「カネ」。特に現職議員は「票」を失うのが最大の脅威だ。その弱点を突けば、支持しないと「票を失う」という構図にすることで、政治基盤が脆弱で資金力が乏しくても大きな政党や反対勢力も賛成せざるを得なくなる。 ポイントは次の3点。 1.突拍子も無い、インパクトのある政策名で耳目を引きつけること。 2.政策の内容が、「少数の既得権者 vs. 現状に不満を持つ大多数の有権者」という構図にして、大多数の民意が得られること。 3.政策の実現が局所的でも、それが突破口になり大きな問題の本質改善につながること。 かつて「郵政民営化」を掲げ公費を食い物にする政官の不合理を争点に、反対勢力をあぶり出して非情に吊るし上げ、政官に不満を持つ大多数の民意を惹きつけた小泉政権の政治手法こそ、上記の3点を満たしていた。 「大阪都構想」を掲げて耳目を引きつけ、路頭に迷うリスクもなく同レベルの民間人よりも高給を取りオイシイ暮らしをしている行政マンを吊るし上げ、二重行政の不合理を争点にした橋下構想は、本人が意識したかどうかは別にしても、結果的には小泉手法の成功を手本にしていると思う。 ただし、橋下氏本人はもとより、民主党や自民党も「小泉」にヒモづけられるのはイヤなことだろう。小泉政権がもたらした「行き過ぎ」を突かれ、冷や水を浴びせられて、民意の期待や賛同が萎えてしまう状況こそ最大のリスクだからだ。そういう「冷や水」を浴びせて得するのは誰か?恐らく極左勢力の共産党や旧・社会党あたりだろうが、民主党や自民党も橋下氏と敵対する立場になれば、小泉政権が遺した負の部分を持ち出して橋下構想の不安感を煽り、舌鋒鋭く批判することだろう。それから、かつて左寄りな情緒論で「反・小泉」「ストップ the 小泉」と連呼していた一部の市民も、今後は橋下氏の不安感を煽る言論を発言するだろう。 逆に、橋下氏は民主党や自民党がそうならないように、批判すれば自己矛盾に陥り民意の不信となって、ますます票を失うように、要所要所で釘を刺しているはずだ。 こういう橋下氏をどう思うか?私は素晴らしいと思う。大阪の不況は酷い。治安も悪いし凶悪事件も目立つ。朝、役所が開くと生活保護を求める人が雪崩込んで来る日常は異常だ。カネは空からタダで降って来るものじゃない。そんな中で、大阪府と大阪市で二重にまきあげた税金を食い物にしている構図は許しがたい。 先ずは、その一点をブチ壊すだけで良いではないか?全てのリスクや懸念点を上回る動機があると思う。 そんな事すら国を動かして法律を変えないと実現が出来ない大事業。閉塞感のある日本を変えるのは、政治屋の間で政権交代することでなく、橋下氏のような人による地方分権だ。ただし、永遠に橋下氏のような逸材が出て来るかは別だが。。。 <橋下大阪市長>民主党の前原氏と会談 都構想に理解求める 2011年12月19日 21時07分 (2011年12月20日 00時29分 更新) 大阪市の橋下徹市長は19日午後、上京し、国会内で民主党の前原誠司政調会長と会談した。橋下市長が「大阪都構想」の実現に理解を求めたのに対し、前原氏は党内に大都市制度に関するワーキングチーム(WT)を20日に発足させ、都構想を検討する考えを明かした。橋下市長はこの会談で、与野党幹部との協議をスタート。20、21日も各党などで面談し、都構想実現に必要な法整備について協力を要請する方針だ。 会談は約20分間、冒頭を除いて非公開で行われた。両氏によると、橋下市長が「大阪市は基礎自治体としては大きすぎる」と都構想の必要性を説明し、前原氏も「民意を重く受け止めなければならない」として都構想を具体的に検討する方針を示したという。 会談後、橋下市長は報道陣に対し「(WT発足は)心強い。都構想に抱いている疑問、課題についてきちっと説明しながら、大都市制度を作れればいい」と述べ、前原氏は「広域行政についてはそれほど考え方は違わない。真の地方分権を確立するために連携が取れれば」と語った。両氏は19日夜、東京都内のホテルでも会食した。 都構想を巡っては、自民、公明の両党もプロジェクトチームを設立。みんなの党が地方自治法改正案の素案をまとめている。橋下市長は20日も、民主党の輿石東幹事長や小沢一郎・元代表、自民党の谷垣禎一総裁、公明党の山口那津男代表、みんなの党の渡辺喜美代表らと面談する予定だ。【林由紀子、津久井達】 橋下徹・大阪市長、小沢一郎氏との連携の可能性について明言せず 2011年12月19日 15時16分 (2011年12月19日 15時26分 更新) 就任したばかりの橋下徹・大阪市長は2011年12月19日、登庁後の記者会見で、"統治機構の変革"を改めて強調した。また橋下市長は、小沢一郎・元民主党代表についても言及。「旧体制を壊さないと新しいものは生まれない」という点で「小沢氏と主張は同じ」としながらも、連携の可能性については明言を避けた。橋下市長は同日午後から2泊3日の予定で東京に移動し、各党幹部らと会談する。 大阪府と大阪市を再編する「大阪都構想」を掲げた橋下市長は、ことし11月27日に投開票が行われた大阪ダブル選に圧勝。19日付けで、市長に就任し、大阪市役所に初登庁した。登庁後の会見で、橋下氏は「明治時代に作られた中央集権体制、責任の所在が分からない統治機構を作り直さないと日本は沈む。決定できる、責任を取る民主主義を哲学として、大阪の統治機構を組み変えていきたい」と語り、改めて統治機構の変革を強調した。 また会見では、ニコニコニュースの亀松太郎編集長が「大阪市の報道課の方から、『この記者会見は記者クラブ主催の会見で、記者クラブ加盟社以外は質問できない』と言われた」とした上で「われわれとしては参加が許されているのに質問できないというのはおかしいと思うが、質問していいですか」と要望した。これを受けて、橋下市長は「いいですよ」と即答。逆に橋下市長から報道陣に向けて「記者クラブの扱いはどうなの?いいでしょ?」と問いかけ、記者クラブの記者と見られる人物が「とんちんかんなことを聞かなければ(質問を)してもいい」と答える一幕もあった。 亀松編集長は「小沢一郎・元民主党代表が、『橋下氏は今まで続いてきた旧体制をぶち壊さなければ真に新しい国民のためのものは生まれないという趣旨の話をしているが、その点は私の年来の主張と同じだ』と言っている。主張が同じならば連携も可能だと思うが、小沢氏との連携の可能性についてどうか」と質問した。橋下市長は 「『旧体制を壊さないと真に新しいものは生まれない』との考えは小沢議員とまったく一緒だと思う」 と述べた。一方で、小沢氏との連携については、 「連携の可否ついては、政治的ないろんな判断が必要になって...。まず第一に僕の立場は、ずっと国政で権力中枢を担ってきた小沢議員にとやかく言える立場ではない。一ローカル市役所の所長なので、(連携のような)偉そうなことを言える立場ではないが、政治的な話は"大阪維新の会"でいろんな議論があるので、ちょっと僕一人のコメントはここではできない」 と語り、明言を避けた。
by negative_opinion
| 2011-12-20 06:26
| 政治・経済
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