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高度成長期の典型的なサラリーマン家庭にとってのライフプランは、次のようなものだった。
~20代前半: 大学卒業・終身雇用が前提の企業へ就職・生活基盤づくり 25~30歳: 結婚、結婚2年以内に第1子、1~2学年違いの第2子を得る。 自身と同じように大卒で就職するまで我が子を養育するには、定年までに就職してもらわないと経済的に成立しないと考えたからだ。往時のサラリーマンの定年は多くの企業で55±5歳だったから、落第・浪人なく22歳で4年制の学部卒業を前提に逆算すると、末っ子の誕生が定年50歳なら28歳、定年60歳なら38歳までが限界と考えた。 30代で持ち家取得、20年で完済。もしくは定年退職金で完済。 定年後の人生設計など考える余裕が無かったが、とりあえず持ち家とカネを確保しておけば何とかなると考えた。しかもバブル崩壊前の時代感覚だと、持ち家は土地の資産価値が上昇して含み益が出るという漠然とした前提があり、その含み益を確保しながら、日々の最低現の生活費は年金を充当すれば良いと考えた。資産運用益や積立保険の満期返金などがあれば、旅行や孫の小遣い、子供への資金援助になると考えた。介護や老人ホーム等の施設が必要になれば、持ち家(土地)を現金化するなり賃貸に出すなりして財源にすれば良いと考えた。 だが、現代は以上の前提や価値観が総崩れになっている。 先ず、大卒・終身雇用型企業への就職という前提が成立しなくなっている。30代までに生活基盤を固められる人は限定的だし、その時期に結婚して子供を得るという価値観がなくなっている。生活に追われるなら自身の生活を楽しむ方に価値があるし、その前に、ここ20年は楽しむ前に生活基盤が不安定で、それどころじゃない。 一方、医学的・生理学的に大きく変えられない現実は、女性の出産年齢である。男女平等の精神は尊重するが、出産は平等に同じ経験ができない。 逐一例を挙げるとキリがないが、世の中のストレスや社会問題の多くは、前提が崩れているのに旧時代のライフプランを「あるべき姿」にしているから不毛な議論になるのだ。それから、言わずもがなの「社会通念」という前提が解決を阻んでいる。 例えば、「結婚する男女は同世代か、数歳違い」という一般的な感覚である。「夫婦は共に同じ時代を生きるべき」、という前提があるのではないだろうか?実は、それほど拘らなくて良いと思えば、選択肢が広まる。 そこで、いま20代前半で学生以下の世代にいる日本男性へ、次のようなライフプランを提唱したい。 就職~定年: 生活基盤と老後の資産形成に励む。結婚しない。そのポイントは次の2点。 1.異性や家庭に一切の労力を割かないこと。 2.生理現象としての性欲処理は自慰か短時間で完了するサービスに委ねること。 3.将来的に稼ぐネタや資産形成にならない趣味を避けて、 そのような趣味に一切の消費をしないこと。 例えばオタク系の趣味なら、収集したコレクションに資産形成の意義があるなら良いが、コンサートやライブなど「思い出」にしかならず換金できない事には、極力消費しないこと。 食べ歩きなどグルメの趣味なら、評論家やプロデューサー、飲食店の開業など将来に黒字経営で安定収入を得るレベルを目的にするなら意義はあるが、単なる消費であれば避けること。 将来、骨董品など資産形成に役立つモノ以外の耐久消費財への消費を最小限に抑えること。家電製品やクルマ、衣類はもとより、持ち家も耐久消費財である。なお、耐久消費財選択のポイントは、言うまでもなく初期費用が安いに越したことは無いが、「安物買いの銭失い」とならぬよう、特に何年も使用するモノであれば維持費と耐久性・信頼性を重視すべきである。 要は廃却するモノを極小化できるライフスタイルである。なるべく「使い尽くして、使えなくなって、捨てる」モノだけで済むようにして、単に「古臭くなった」「気が変わった」「生活ステージが変わった」という情緒的な理由で捨てるようなモノは、「最初から買わないで済むように」すべきである。 そして、どうしても「結婚」してまで異性が欲しくて、あるいは自身の子孫を遺したければ、老後の資産形成と子孫の養育費の財源づくりに成功した上で、定年退職してから、若い出産適齢期の女性と結婚すれば良いのだ。老後に生活基盤を確保している中で20代女性と誰はばかる事なく暮らせるのは、大多数の男性諸氏にとって無常の悦びであろう。ライフプランの主流となれば、自ずと女子教育のあり方も古典的なものに原点回帰して行くだろう。男女平等は尊重するが、結局は需給の力関係で物事は決まるのだ。最近の高齢男性芸能人による数々の結婚報道は好奇の目で論評されているが、極めて先進的で合理的なものである。 そうなると、子供が就職する前に妻子を残して男が先に逝ってしまう可能性が極めて高い。それを不安視したり、男性側のエゴだ無責任だと批判する者が現れる。だが、そのようなリスクは抑えられるし、何よりもメリットの方が大きい。何しろ先述のように社会通念の前提を外せば、現実には問題として成立しないのだ。 そもそも、女性は出産適齢期を過ぎて子育てに目処がつく頃より配偶者から精神的に自立したがるものである。寂しがり屋で誰かに依存しないと生きられない、という中高年女性は極めて限定的であり、大多数の女性は表向きか弱く悲しい表情をしていても、内心は解放感で歓喜している。 したがって、その頃までに配偶者がこの世を去るのは好都合である。女性は悲しみを引きずらず直ちに立ち直るので、基本的にケアは不要だ。高額の保険金をかけておけば、当座の生活資金にも困らないし、子育てが完了していなければ、その財源に充てる事もできる。 なお、中高年女性の性的な処理は人により両極端に分かれるだろうが、積極的な女性は男娼やホストのサービスを利用するなり、世間に数多いる熟女志向の男を適当にツマミ食いすれば済む。何と言っても婚姻といった法的拘束や子育ての道義的な拘束がない立場で、医学的にも妊娠を心配しないで済む年齢なら、伸び伸びと性を解放できる快感は物凄いだろう。何もかも合理的である。 かくして少子化に歯止めをかけながら、全ての立場が円満に満足し、円滑なライフプランの移行が出来るわけだ。めでたし、めでたし。
by negative_opinion
| 2011-10-25 12:40
| 日本人の性根
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