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菅内閣が発足して6割を超える支持率を得た6月9日、私は菅内閣の矛盾と政界再編への期待を書いた。
あれから1ヶ月余で、このザマだ。かねてから財政危機と経済成長の両立にプレッシャーと危機感を募らせていた菅サンがG20で大恥をかいて帰国し、焦った「イラ菅」が短気を起こして構想や制度設計どころか党内調整もろくにしないまま唐突に消費税論議を持ちかけて参院選に臨み、しかも思いつきのように制度設計を論じて論点を拡散させて大敗を喫した。政治屋にとって選挙に消費税は禁句だが、菅首相は果敢に挑戦したものの、争点にすれば必ず大敗するというジンクスは今回も守られた。 私はポスト小泉の時点から一貫して政界再編論者で、先の衆院選では発足当時の「みんなの党」に一票を投じたが、今回は投じなかった。何故ならば、私が投じなくても「みんな」は躍進すると思ったからだ。それから、経済成長政策で税収をアップして消費税アップをしないで済ませようという「アジェンダ」が、あまりに青臭く非現実的な理想論に思えて、普天間基地をめぐる民主党の空手形と同じレベルになると感じたからだ。それから、不遜を恥じずに書いてしまうと、「私が一票を投じた党が、『次の国政選挙』で躍進する」というジンクスも構築したい。無論、どこへ投票したかは明かせないが、少なくとも宗教色のある党には入れない主義だ。 それはさておき、今日一日の議論を見ていると、連立はできないが「パーシャルな」案件毎の超党派協議になるようだ。あくまでも奇麗事だが、これは単独過半数の与党政治よりも緊張感を維持しながら「丁寧な」議論と合意形成、可決手続きが取られるので良いことだと思う。健全に機能すれば、政界再編よりも良い今後の日本的な政治の姿かも知れない。 問題は、権力闘争と党利・党略による政局の駆け引きが、国会運営を停滞させる懸念だ。普通はこうなるのが明らか。特に小沢氏や国民新党のような政治屋達は、奇麗事を決して信じないし、そういう甘ったるい政治を許さない。 彼らのような「政治屋」のビジネスモデルは、「国費を食い物にすること」に尽きる。すなわち、陳情の窓口を独り占めし、自身の口利きで予算配分を一括管理することにより、「カネと権力を独り占めすること」が究極の目標であり、政治的野心の全てだ。政治屋にとっては、矢面に立たされる総理大臣になることよりも優先順位が高い。財政規律や国民生活について、政治屋の本音は無関心である。政治屋にとって関心のある国民とは「カネを出してくれる人」か、「読める票田になる人」だけである。これだけは戦後60年余の間、今でも全くブレない動機の本質だ。 菅サン、岡田サン、仙谷サン、前原サン、枝野サン・・・といった、「民主党らしい」民主党の青臭い人達は、上記の「政治屋」の対極になることを政治信条にしているのが本質だ。これまで浮動票の国民が民主党に大きな風を吹かせたとすれば、それはこの本質に対する本能的な好感と期待感だったはずだ。 そんな彼らは行きがかり上、野党時代に自民党全体を「政治屋」として批判して来たが、皮肉なことに政治屋の真骨頂は民主党にいる小沢一派であり、あるいは連立した郵政復古を目論む「国民新党」であって、そして北朝鮮系の資金源とマイノリティの票田で成り立つ「社民党」だった。国民の期待感に対して、実態が自己矛盾していたから、今の状況に陥ったのだ。 私は言いたい。政策ベースでの政界再編を望む。 だが、本音は再編するなら政策よりも先に、「政治屋」と「政治家」の二つの党に分かれろ!と言いたい。そうすれば投票行動がクリアになるのに・・・。「政治屋」の人数分だけ議席数を減らす議員削減法案を可決して、総選挙をやって欲しいものだ。 「連立ありません」に記者失笑 民主党取材現場で流れた空気 2010年7月11日 23時25分 (2010年7月12日 00時03分 更新) 参院選で自民が民主を上回るかも、との情勢が伝えられる中、2010年7月11日夜に話題は早くも他政党との連立に移ってきた。 民主党の開票センターでは22時過ぎに枝野幸男幹事長が記者会見場に登場した。テレビ中継の中で、枝野幹事長は「(新たな)連立は考えていない」と言うと、テレビ中継がつながっていたみんなの党・渡辺喜美代表も、「(連立は)ありません」ときっぱり突き放した。このやりとりに民主党の開票センター控室でメモ取りに追われている記者からは笑いも漏れた。 枝野幹事長「真摯に受け止めて」 菅直人首相の責任問題について質問された枝野幹事長は「いくつかの選挙区ではまだ1票でも上にいけるか、状況を見守っている」とした上で、「選挙結果を真摯に受け止めて、しっかり考えていく」との説明を繰り返した。また、50議席を下回るとの見方が強い情勢には「現時点での民主党政権に対する審判だと思っている。結果がすべて判明した時点で、しっかりと検討し、対応していきたい」と話した。 記者会見が行われた開票センターでは、カメラマンがシャッターを切る音が響き、現場の様子を伝えるテレビ番組のレポーターらが真剣な顔で情報を報告していた。一方、センターの近くには、電源などが用意された控室のような場所がある。別室で行われている記者会見について、ペン記者のほとんどがテレビ中継される民主党幹部たちの話をメモする仕事に終われていた。ペンを走らせる音や、キーを猛スピードでたたく音が響いている。
by negative_opinion
| 2010-07-12 22:36
| 政治・経済
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