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AE86が登場した1983年といえば、私は高校を出て免許取り立ての若者だった。衣食住の全てをケチって捻出したカネを注ぎ込み、TE27やTE71に乗るのがやっと・・・、というのが私の経済感覚で、走り屋仕様にチューニングするどころか、新車の86を買うこと自体が高嶺の花に思えた。2TGの次世代型と思われる4AG型エンジンは4バルブ(徳大寺巨匠の表現だと「4ヴァルブ」)のDOHC(トヨタはツインカムと称していた)で、緻密な工作精度が求められる高級スーパーカー・エンジンの専用構造と信じていた4バルブが天から降りてきた気分であった。
それが今ではガソリンエンジンのクルマなら田舎のオバチャンの足クルマのような軽自動車でさえDOHC4バルブだ。あの頃「ツインカム16」の呼び名だけで興奮できた素朴なクルマ好きの私は何だったのだろう・・・。技術の進歩は残酷である。 そのような私は、「イニシャルD」の読者層と思われる30~40歳代といった年寄りの一人であるが、ハチロク復活の話題は、恐らく未だにクルマへのノスタルジーを棄て切れないオヤジや、一部の突っ張った姐御(三原じゅん子風?)のネタとして盛り上がるのだろう。 それで良いと思う。元々、スポーツカーとは所得と時間に余裕のある年寄り(出来れば50歳代以降)が、円熟した運転技能で粋にサラっと乗るべき乗り物だと思う。 一方で、最近の若い人はクルマに興味が無いようだ。そりゃそうだ。クルマに憧れる要素が無いからだ。私が若い頃は免許を取る事、自分のクルマを持つ事、意中の異性とドライブする事、クルマのエンジンがDOHCである事、一つずつが胸はずむ出来事だった。今では普通過ぎて有難味が無いし、クルマの所有に経済的な合理性が無い。ガソリンエンジンのクルマをブン回して乗ることは、安全面や地球環境に対する反社会行為である。 しかし、スポーツカーをサラっと乗りこなす年寄りの姿をカッコ良いと思う若者がいるのであれば、中古になり安くなったクルマをやっとの思いで買い込んで、せっせと手入れやチューニングをしながら乗るべきである。AE86は過剰人気で安く買えないらしい。気の毒な話であるが、クルマはハチロクばかりじゃない。憧れの女性が必ずしも彼女やカミさんに一致しないのと同様、思うように行かない人生の葛藤を乗り越えるほど、男はイイ味が出て来るものだ。 若い人が最新の高性能なスポーツカーを新車で乗る姿は、私から見ると軽薄でカッコ悪い。少なくとも5年は、シンプルな構造の古くて安いクルマに乗り、人身事故と免許取り上げにならない違反を除く、様々な運転経験を積むのが爽やかだ。だが、今後こういうカーライフは地球が許さない。すなわち、若い人にクルマ好きを期待するのは無理だ。 だから、スポーツカーは年寄りの乗り物だと思う。 伝説のスポーツカー「ハチロク」 復活前に早くも人気沸騰 2009年10月17日 15時00分 2009年10月24日に千葉市の幕張メッセで開幕する東京モーターショーで、近年では珍しく注目の高い次世代スポーツカーが登場する。トヨタ自動車と富士重工業(スバル)が共同開発する小型FR(フロントエンジン・リヤドライブ=後輪駆動)スポーツカー「FT-86Concept」だ。トヨタが世界で初めて東京モーターショーに参考出品すると発表し、国内外のメディアが速報すると、インターネットには早くもファンの膨大な書き込みが登場。自動車雑誌の表紙を飾るなど、ちょっとした社会現象となっている。 この反響の大きさには理由がある。このクルマは往年の名車、「ハチロク」ことカローラ・レビン、スプリンター・トレノの「復活」だからだ。1983年に登場し、 87年に生産中止となった後輪駆動のレビン、トレノは安価なスポーツモデルとして若者の支持を集め、「AE86」の車両形式から「ハチロク」の愛称で親しまれた。 スバルがトヨタ傘下で「日本のポルシェ」になる? その後、人気漫画「頭文字(イニシャル)D」の主人公が乗るクルマとして「伝説」にもなり、現在の若者にもファンが多い。中古車市場で20年以上も前のハチロクが高額で取引されていることからも、その人気ぶりがうかがえる。 ハイブリッドカーのプリウスや小型車ヴィッツなどでは成功を収めるトヨタだが、若者のクルマ離れを食い止められず、将来的な市場縮小が経営課題となっていた。そこでトヨタが考えたのが、資本提携したスバルの活用だ。スバルを収益性の低い軽自動車の自主開発から撤退させる一方で、独自の水平対向エンジンや四輪駆動のコア技術を活用し、レガシィやインプレッサとは一味違うスポーツカーを共同開発するというものだ。 しかも、開発の主導権を握るのは、クルマ好きで知られ、レーサーでもある豊田章男社長だ。この社長直轄プロジェクトのため、08年秋のリーマン・ショック後の不況下でも、この共同開発がストップすることはなかった。豊田社長は社長就任前から開発の指揮を執り、次世代スポーツカーにふさわしい燃費の実現など、開発の要求レベルは高いという。 この共同開発車は安価で軽量なハチロクの後継モデルと目され、これまでに自動車雑誌だけでなく、朝日新聞が朝刊1面でスクープした経緯がある。スバルがトヨタ傘下で「日本のポルシェ」、すなわちスポーツカー専業メーカーになるとの報道も、あながち的外れではないことが、今回の参考出品車の登場で証明されたといえる。 ホンダも「CR-X」の後継モデルスポーツカー 今回の東京モーターショーには、ホンダも次世代スポーツカーとしてハイブリッドカー「CR-Z」を参考出品する。このクルマもネーミングから連想できるように、往年の同社のスポーツカー「CR-X」の後継と目されるモデルだ。ホンダは現行インサイトのエンジンを拡大し、モーターの出力を高めることなどで、ハイブリッドカー初のスポーツモデルを仕上げた。トヨタの FT-86Concept、ホンダのCR-Zとも市販は確実。トヨタとスバルが共同開発するハチロク後継モデルについては、FT-86Conceptのほかにも、スバルが市販に向け開発中のバージョンもある。今回の出品には間に合わなかったが、関係者によると「開発は順調に進んでいる。今回、トヨタが参考出品するクルマとは異なる」というだけに、ファンの期待は高まる。 今回の東京モーターショーは海外メーカーの多くが出展を取りやめたことで、退潮ムードが取り沙汰されるが、ハイブリッドカー、電気自動車など次世代技術に加え、次世代スポーツカーが提案されるなど、日本メーカーの出展は意欲作に満ちている。
by negative_opinion
| 2009-10-17 17:15
| 社会
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