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浅尾美和の試合後のインタビューをTVで観た。言葉だけでなく、表情や態度から言質を取られて話が膨らみ一人歩きする事を恐れているのか、ほんの一瞬だけ複雑な「間」を置いてから爽やかな笑顔になり、何かを振り払うように「次はみててくださいっ!」と叫ぶような感じだった。さぞ悔しかっただろうし、悲しかっただろうと思う。
どうしても優勝できない。今回もマッチポイントからの逆転負け。人気先行の注目度で、何をやっても雑音がかしましくなる。気丈に振る舞う笑顔が痛々しい。 「悲願の」という形容がぴったりだ。何を言おうが、状況は誰が言うまでもなく本人達がいちばん解っている。 ここまで痛々しいと、「頑張れ」と能天気に声援を送ることさえ気が引ける。多くの人が心情的に応援したいのに固唾を呑んで見守っている・・・という雰囲気があるだろうし、一方ではタレントを消費している「世間」が、いつまでも勝てない彼女に飽き始めているのも事実だろう。本人達に余計な重圧を上乗せしている状況も悪循環だ。 周囲の雑音から身を守る術を身につけて、限られた時間でトレーニングに集中しているのだろうと思う。だが、物凄い集中力を発揮して結果を出す「突き抜けたアスリート」に共通する能力は、周囲のあらゆる「空気」を全て前向きな推進力にさせてしまうことだ。そんなメンタル面のブレークスルーも願う。 私は浅尾のファンという訳でもないが、何かの折に彼女を見かけると、何だか放っておけない気持ちになる。今どき見た目がカワイイ女性は星の数ほどいるが、通りがかりの者に一目でそう思わせて、印象づけられるオーラが浅尾にある。そこが最大の魅力なのだろう。 気持ちを切らさずに、努力が実を結んで優勝して欲しいと祈るばかりだ。 「次は見ててください」…浅尾美和、悲願の初V逃す 2009年5月7日 17時00分 初優勝を逃した浅尾美和 ビーチバレー界のアイドル、浅尾美和(23)にまたも勝利の女神はほほ笑まなかった。ビーチバレーの国内ツアー第2戦、東京オープン決勝戦(6日、東京都お台場海浜公園)で、ペア結成5季目の浅尾・西堀健実組は、3季ぶりにペアを再結成した浦田聖子・楠原千秋組に1-2で敗れ、悲願の初優勝を逃した。 第1セットは、粘り強いレシーブから浅尾の強打につなげて先取。第2セットも優位に進め、20-18とマッチポイントまで握った。だが、ここから逆転された。 「相手が一枚上」と唇をかんだ西堀。だが、スパイクが安定し、レシーブにも成長の跡を見せた。浅尾は「前回が3位で、今回が2位。次は見ててください」と気合をみなぎらせた。
by negative_opinion
| 2009-05-08 05:32
| スポーツ・芸能
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