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聖路加国際病院の中村清吾先生(2007年当時。 2013年時点は昭和大学病院・乳腺外科 教授)は、乳癌治療のスペシャリスト。これまで何人もの著名人の乳癌を治療してきた実績があり、メディアへの露出もあるので、すっかり有名になった。甘いマスクの男前だし、患者さんへの人当たりはとても優しくて威張る感じもなく、「いい感じ」。
ただ、すっかりブレークして患者さんが殺到しており、物凄い大混雑なので、今は新規患者さんを受け持たなくなってしまったようだ。対応を強化するためにブレスト・センターを立ち上げ、初代センター長になったのだろう。何しろ(当時は)診察待ちが6時間などザラで、診察が夜中になってしまうこともあった。評判やメディアの影響で新患が増える一方、術後5年、10年と継続的に診てフォローするのだから、受け持つ患者の総数はうなぎ昇りになるわけだ。今さらながら思うが、乳癌の患者と主治医は、少なくとも10年付き合う覚悟が要る。これから患者になる人は、少なくとも10年以上生き続ける強い気持ちと共に、初診で出会う主治医と、そういう覚悟で向き合うべきだと思う。 話を戻すと、当時、慣れた患者さんは、待たされる事を見越して、銀座へ買い物に出かけたりしていた。築地だから市場の辺まで散歩して旬のネタでお寿司を握ってもらうのも気晴らしになるかも知れない。ここまでになると、待ち時間を憤ることよりも、何年も毎日この調子で仕事を続けている先生の健康とプライベートの確保が心配になったものだ。とにかく超~多忙な先生だ。恐らく、今は更に忙しくなっているのだろう。 (追記1) 中村清吾先生は、2010年より昭和大学教授・同大学病院ブレストセンター長。 (追記2) 現在、手術を無事に終えて一定期間の処置や経過観察を過ぎた人は、その後の定期検診や診察を聖路加病院のサテライト施設で受けるようになっているようだ。そのため、待ち時間は大幅に改善されている。 それから、宮崎ますみ、山田邦子、絵門ゆう子(故人)、田原総一郎の愛妻(故人)、など、有名人の治療実績だけでなく、聖路加ブレストセンターの人気の秘訣は「女心を大切にする」治療であることかも知れない。混んでいて超多忙でも、医師や看護師の親切丁寧な説明は精神的に大いに癒される面がある。術前化学療法で事前に癌を叩いて小さくしてから手術したり、患者さんの意向を踏まえて、なるべく全摘を避けて部分摘出で済むような治療法を志向してくれるのは大きい。また、癌が大きくてやむをえず全摘する場合でも、再建形成をセットで一気に手術してくれる、というオプションがある。全摘手術をしてから別の日に、あるいは別の施設で改めて形成手術をするのは何かと負担が大きいので、とても合理的だと思う。リンパ腺も無造作にバッサリ取ってしまわず、最小限度を丁寧に取る。かといって予後を無視しているのではなく、きちんと根拠となるデータを踏まえて治療戦略を説明してくれる。とにかく、「単に治せば良い」という治療でなく、後のQOL(生活の質)まで女性の立場で考え抜いてくれているのだ。 だが、何よりも宮崎ますみやアグネス・チャンの例のように早期の発見と治療が最も大事で合理的だと思う。最近の派手なキャンペーンには「カネがかかっているなぁ」というビジネスの香りもするが、小まめな定期検診が予後(生存率)に最も影響するのは間違い無さそう。進行させてしまってからでは、たとえ良い施設で名医に診てもらっても、どうにもならない現実がある。治療も大掛かりで、精神的・肉体的な負担をはじめ、経済的にも破滅的な費用になりかねない。私が女性なら年に2回の定期検診を欠かさない。検診直後でも、しこりに違和感を感じたら迷わず検診だ。手遅れになってから不毛な闘病をするより、ずっと合理的というのが実感だ。 話を聖路加病院に戻すと、他科との連携やチーム医療もスムーズでスマート。院内で患者さんが右往左往する心配は無い。画像診断は機器の性能が良くても診る人の判断が悪いと見過ごされたり誤診されてしまうものだが、微妙な場面ではエキスパートの先生が登場して惚れ惚れするような手際の良さで速やかに診断してくれたのが印象的だった。 こういう有名な大病院で手術をすれば、執刀医の先生に何か謝礼を…などと考えてしまうものだが、申し出ると、一切受け取らずに乳癌の啓蒙や互助活動をしている組織への寄付を紹介してくれる。慈愛に満ちた立派な筋の通し方だと思う。 理事長の日野原先生は「生き方上手」で有名な大先生。よど号ハイジャック事件に遭遇したり、地下鉄サリン事件の被害者が聖路加病院に担ぎ込まれて野戦病院のようになったり、大事件に出くわす経験が多い。大病院なのに全般に温かい雰囲気がするのは、日野原先生のお人柄が隅々に行き渡っているということなのかも知れない。 それから、聖路加病院は綺麗で看護師さんをはじめスタッフのアメニティが総じて良く、入院しても病院食が(何と!)温かくて、食事としてもそこそこ美味しいのだ。 もちろん、医療水準は高レベルだし、情報公開やセカンドオピニオン対応も万全で、マスコミの病院評価特集でも常に上位にランクされる施設。 特に看護師さんのアメニティと手際の良さ、士気の高さは粒揃いである。皆が活き活きしており、誇りを持って仕事しているのが伝わって来る。恐らく隣接する聖路加の看護師さんの学校から一貫した「人づくり」を地道に積み上げて来た賜物だろう。こういう「厚み」は思い付きでスグに出来る事じゃないと思う。老舗で一流のホテルや旅館にあるような、マニュアルだけでは出来ない品格だ。一人一人が誇りを持ち、一貫した健全な精神の中で、主体的に考えながら仕事をしているのだ。大病院・大組織で、一糸乱れずこれが出来るというのは、凄いことだと思う。 入院は高級ホテルに宿泊するような快適さ…、と表現したら大袈裟だが、とにかく質感が高く快適である。しかし、頼んでも待っても大部屋のベッドは常に空いておらず、普通の病院なら特別室並みの料金、あるいはシティホテルの宿泊費並と言えば良いのか…、という差額ベッドの病室に入院することになる。恐らく、長期入院者でないと大部屋に入れないのだろう。また、やんわりと患者の自立を促して、入院を最小限に抑えるようにしてくれる。これも健全で納得できる対応だ。家計を思うと、イザという時に聖路加病院のお世話になりたければ、あらかじめ癌保険に入っておく事を勧める。 病院の玄関を出ると、冬場は昔ながらの焼いも屋さんが待っている。近代的な建物の合間に妙な安堵感や温もりを感じる。近くのコンビニのおにぎりも良いが、ホクホクの焼いもも楽しみだ。 確かに、良い病院だと思う。ただ、今から乳癌で新患として受診しても中村先生には診てもらえないようだ。入院すると快適だが、ベッド代が高くて家計のダメージも化学療法の副作用並みに厳しかった。来ている患者さんも何となくセレブな雰囲気の人が多い。いかにも著名人・芸能人御用達の施設である。 敢えて例えれば、帝国ホテルに宿泊して、総料理長の愛弟子が腕を振るったフランス料理をいただくような感覚かも? アグネス・チャン完全復活アピール!乳がん手術から退院会見 [ 10月10日 08時05分 ] サンケイスポーツ 1日に乳がんの切除手術を受けた歌手のアグネス・チャン(52)が9日、東京都中央区の聖路加国際病院で退院報告会見を行った。 直径1~2センチのがん細胞を取るため右乳房を5センチほど切ったアグネスは「胸は小さくなったかもしれないけど、ハートはビッグになりました」と笑顔で復活をアピール。 右胸にしこりが見つかったのは先月19日。同25日に初期の乳がん(粘液がん)と診断されたときは大泣きしたというが、手術を受ける上で一番の力になったのは、「3人の子供がもう少し大きくなるまで見ていたい」との思いだったという。 リンパ腺などへの転移も見られず、術後の経過は良好で、「着替えるときに痛かったり、重い物が持てないとかありますけど、そっちは小さな問題」と安堵の表情。 この日午後には都内のイベントで、早くも仕事復帰。10日には兵庫県立芸術文化センターの公演で歌手復帰も果たす予定で、「きのうから発声練習を始めました。歌える幸せを痛感しています」としみじみ。今回で検査の重要さを再認識したようで、世の女性たちに「定期的に自分の胸を検査してほしい」と真剣に訴えていた。 アグネス・チャン退院、復帰即ライブ [ 10月10日 06時12分 ] 1日に乳がんの手術を受けたアグネス・チャン(52)が9日、東京・中央区の聖路加病院で退院報告会見を開いた。5日に一時退院し、この日朝の再検査で正式退院。乳房について「胸に傷があってもスピリットは強く。胸がちょっと小さくなったけどハートはビッグ!リハビリは明るく乗り切っていきたい」と力強く語った。手術痕は右胸に3カ所あり「まだ痛みがある」と言う。 担当医によると、初期の粘液がん。右胸にあった直径1~2センチのがん細胞を3時間かけて除去。心配されたリンパへの転移はなかった。「(がんと)分かった時はショックでした。車の中で泣きました」。その上で「3人の子供が生まれてたっぷりお乳も飲み、十分役目は果たしたので。再発がないように十分に切ってくださいと言いました」と乳房がなくなる覚悟をしていたことも明かした。 この日午後には都内のイベントで仕事復帰し、10日には兵庫県芸術文化センターで公演。右半身に負担が掛からないよう、衣装を軽量化してステージに立つ。 アグネス・チャン乳がん手術成功 [ 10月04日 10時29分 ] 日刊スポーツ 香港出身の歌手アグネス・チャン(52)が今月1日に、乳がん切除の手術を東京・築地の聖路加国際病院で行ったことが3日、分かった。9月25日に初期段階の乳がん(粘液がん)と分かり、1日に右乳房を温存し患部を切除する手術に成功。5日には退院し、9日から仕事復帰するという。 アグネスが右胸にしこりを発見したのは9月19日のことだった。精密検査を受けたところ、25日に初期の乳がん(粘液がん)との診断を受け、30日に入院。1日に右乳房を温存したままの切除手術を受けた。1×2センチの患部を中心に切除し、手術は3時間ほどかかったという。 術後の経過は順調で、5日に退院の予定。退院の際には病院で医師同席のもとで会見を行うという。3日間自宅で静養し、9日に医師の診断を受けた後、同日の都内のプレスイベントから仕事復帰する。 アグネスは昨年12月に唾液(だえき)腺にできた腫瘍(しゅよう)の摘出手術を受けているが、夫で所属事務所社長の金子力氏は「腫瘍は良性だったので、今回の乳がんとはまったく関係がありません」。所属事務所によると、このところ休みがない状況だったという。先月25日に乳がんと分かった後も、26、27日は中国・上海で仕事をし、30日も島根で講演後に帰京し入院したという。 今回の入院で6日から8日に予定されたコンサート、講演会はキャンセルとなったが、アグネスの「できる限り、お客さまや仕事先にご迷惑を掛けたくない」という強い希望から、9日に復帰後も、10日に神戸でコンサートを行うなど仕事はめじろ押し。31日には9月25日の予定から延期された北京の人民大会堂でのチャリティーコンサートを行うという。 金子氏は「もし延期がなく、25日にコンサートをしていれば、乳がんの発見が遅れたかもしれない」と話す。病床のアグネスは事務所を通じて「病気に負けないで、明るくさわやかに乗り切っていきたいので、今後とも変わらぬ支援をお願いします」とのコメントを寄せた。 アグネス・チャン乳がんだった…手術は無事成功、5日に退院へ [ 10月04日 08時05分 ] サンケイスポーツ 歌手で日本ユニセフ協会大使のアグネス・チャン(52)が今月1日に乳がんの手術を受け、現在都内の病院に入院中であることが3日、分かった。幸い早期の発見により、右胸の腫瘍(しゅよう)を切除しただけで手術は成功。5日には退院できる見込みとなった。アグネスは「明るくさわやかに、がんを乗り切りたい」と早期の仕事復帰を希望しており、今月31日の中国・北京の人民大会堂公演も予定通り実施される。 所属事務所の社長でアグネスの夫、金子力氏(53)によると、アグネスは9月19日、自分で右胸にしこりを発見。精密検査を受けたところ、25日に初期の乳がん(粘液がん)との診断を受けた。そして、30日に東京都中央区の聖路加国際病院に入院、1日の午後から腫瘍を切除する手術を受けた。 手術は無事成功し、アグネスは同病院に入院中。現在は順調に回復しており、食事も普通に取るなど、いたって元気な様子で、5日には退院できる見込み。その後も通院治療を続けるが、9日にも仕事を再開する。 アグネスは「できる限り、お客さまや仕事先にご迷惑をかけたくない」と、入院による仕事への影響を最小限にとどめようとしたが、6日の長野県民会館でのコンサートと、7日の徳島・阿南、8日の神戸の両講演会がキャンセルとなり、事務所を通し「ファンの皆様や関係者に大変なご迷惑をおかけすることとなり、本当にすみません」と謝罪した。 今年で日本デビュー35周年を迎えたアグネスだが、最近は体調面でご難続き。昨年12月27日に香港で唾液(だえき)腺(右あご裏)腫瘍の摘出手術を受け、年明けから3月にかけ、その後遺症で右顔面のマヒに苦しんだ。そして今回は乳がんだ。 しかし、本来なら、がん宣告を受けた先月25日は、北京の人民大会堂でコンサートを行う日だった。それが、中国当局の事情で今月31日に延期されており、金子氏は「もし北京に行っていたら、発見が遅れて大事に至るところだった」と、奇跡的な展開に一安心。 アグネスも「病気に負けないで、明るくさわやかに、がんを乗り切っていきたい」と前向き。退院後は元気な中高年女性のシンボルとして、笑顔を届けてくれるだろう。
by negative_opinion
| 2007-10-04 13:04
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