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報道の事件そのものは、悪ふざけした生徒も、手を出した警官も「度が過ぎた」印象だ。
こんなケースなら、昔は生徒の教師や警官の上司、あるいは生徒の親が第三者の立場をとって間に入り、お互いの非を認めて謝罪し合い、表沙汰にはならなかったと思う。 昔話をすれば、隣近所の悪ガキが度の過ぎた悪ふざけをしたとき、地元の大人(オヤジやオバサン、爺さん・婆さん、駐在所の顔なじみの警官、地元の学校教師…)は雷を落とし、そういう話題が隣近所のその日の夕食の話題になって地元一帯に広まり、悪ガキの親は恐縮して関係先に謝って回り、家で子を叱り、子も親に恥をかかせた事が身に沁みて反省した。 コミュニティもそれがあるから、当事者を大らかに見て、わだかまりもなく許し、後で笑い話のネタにした。コミュニティ全体で行う「躾」が上手く機能していたのだ。 今どきは、表沙汰になったら(自分以外に)守るものが多い立場の人ほど、不利になる。報道のケースなら、生徒が「ひ弱な一般市民」を強調するほど、生徒は有利だ。生徒の親も、生徒の悪ふざけを恥じることよりも、世間に過剰反応されて追い込まれ過ぎたせいか、最終的には「力の強い警官が、弱い者を一方的に叩いた」という一点で苦情を呈したのだろう。 結局は、警官自身の人としての善し悪しは一切考慮されることなく、警察組織の面子に傷をつけた一点で、警官は酔った勢いで酒場の痴話喧嘩で暴行したのと同レベルの扱いをされて、制裁を受けるはずだ。 これは論理的には正しい流れかも知れないが、核家族化と都市化と相まって、この30~40年の間に地元コミュニティの中で「雷を落とす」大人と子供の関係が無くなった。正義に駆られて手を出して雷を落としても、表沙汰にされて損するのは説教した大人の側だし、最近は子供が逆ギレして刃傷沙汰にされてしまうから、何されるか分からない。怖いから放っておくしかない。かくして、子供を躾けるコミュニティの絆が崩壊して、子供は躾を受けずに育つようになった。 一方、大人自身も総じて堕落した。程度の差はあれ、総じて身勝手でマナーを守らず、だらしなくなった。教師も警官も、親も、爺さん・婆さんまで、模範たるべき者が身勝手で、ふしだらな行動を行うようになった。家庭の中で躾を受けるどころか、親の身勝手を自分も当然として受け止めて育っているのだ。こういう大人の背中を見て育つ子供がどうなるか?加速度的にモラルやマナーは崩壊して行って当然だ。 今さら常識の乏しい大人が物事の限度や常識を説いても無意味だ。そして、ここまで崩壊したモラルやマナーを立て直すのは不可能だろう。敢えて取り組むなら、年長者同士が極めて厳しくお互いに律する仕組みが大前提だ。一人の警官が酒の勢いで正義に燃えても人生を棒に振るだけだ。 <平手打ち警官>メールなど意見4千件 電車マナー嘆き? [ 09月22日 15時02分 ] 神奈川県警大和署の巡査長(33)が拳銃形ライターを持っていた高校2年の男子生徒(16)を平手打ちし逮捕された事件で、県警監察官室が「生徒を一方的にたたいており、許されない」と結論づけたことが分かった。現在、処分を検討中。一方、県警に電子メールなどで寄せられた意見は約4000件に。逮捕2日後の今月6日、生徒が殴られる前に駅員の注意を受け入れていたと県警が説明したため、巡査長支持の意見は減ったが、若者の電車マナーの悪化を嘆く声は今も相次いでいる。 <生徒の行動> その後の調べによると、生徒は帰宅中の4日午後10時55分ごろ、横浜市旭区の相模鉄道二俣川駅で急行から普通電車に乗り換えた。電車が出発するまでの間、西部劇をまねて拳銃形ライター(全長36センチ)を手に電車内からホームへ向けて撃つまねをし、巡回中の車掌2人に「きちんとしてください」と注意されると「すいません」と謝り、ライターをかばんにしまって友人と談笑していた。 相模鉄道は「大声で話すこともあったが、注意は素直に聞き入れた。車内に乗客はなく苦情もなかった」(広報担当)と説明する。ライターは回転式拳銃形で長い“銃身”が特徴。少年がアルバイト先で拾ったものといい、火はつかなかった。 <巡査長の行動> 逮捕された小磯慶洋巡査長は日勤で、同県大和市内で同僚と日本酒と焼酎計4杯を飲んで帰宅するところだった。 生徒と同じように二俣川駅で普通電車に乗り換え、隣の車両から生徒を見ていた。談笑する姿に「反省していない」と思ったが注意はせず、約5分後、巡査長は生徒とともに鶴ケ峰駅で下車。たまたま同駅南口で鉢合わせし、目の前を歩く生徒の髪を後ろからつかんで「ちょっと待て。拳銃を出せ」と言って顔を2回平手打ちした。 通行人が「何をやっているんだ」と仲裁に入ったが、巡査長は生徒が出したライターを捨て、もう1回顔をたたいた。巡査長と通行人が口論になっているのをみて別の通行人が110番し、駆けつけた旭署員が同11時半ごろ、傷害容疑で現行犯逮捕した。生徒は顔に1週間のけがをし、「怖かったので謝るのが一番いいと思い、口答えしなかった」と話しているという。 巡査長からは呼気1リットル中0.15ミリグラムのアルコールが検知された。「生徒が駅員に注意されたのに反省していないと思いカッとなった」と容疑を認めたうえ、逃亡の恐れがないことから5日朝に釈放された。「大変申し訳ない」と反省し、勤務に戻っているという。 <反 響> 監察官室は巡査長を釈放する約2時間前に「巡査長が生徒を注意しようとして口論になったと思われる」などと広報。インターネットの報道を見た市民らから、巡査長を支持するメールや電話が県警に殺到した。 しかし、監察官室は当時、生徒の事情聴取を終えておらず、報道を見た生徒の母親から「事実と違うのでは」と苦情があり、さらに調べた結果、生徒は駅員の注意を受け入れていたのに平手打ちをしたことが分かった。 県警へのメールが今も相次いでいることに、監察官室は「多くの人が車内で不快な思いを抱いている表れでは」と話している。【堀智行】
by negative_opinion
| 2007-09-23 10:19
| 社会
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