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私は、このような選択肢があっても良いのではないかと思う。
法的、医学的、宗教面の定義や社会通念を知らずに書くが、私は受精した時点で人の命が始まっていると思う。忙しげに細胞分裂を繰り返して、どんどん形が築かれ、そして数センチの胎児の体の中で、小さな心臓が懸命に動いている映像を見ると、理屈抜きでグッと感慨が込み上げて来る。我が子なら、なおのことだ。エコーの映像に映った我が子の心臓を初めて見た時の感動は忘れられない。理屈じゃなくて、本能的に「頑張れ、生きろ!」と応援したくなるのだ。 堕胎とは、母の中で必死にしがみついて生きようとしている命を、ひねり潰して、母体から引きずり出して、医療廃棄物として処分する行為だ。 法的根拠と長年の既成事実が積み上がっているので、堕胎の是非は議論しないのが社会の前提なのだろう。そういう中で、今さら堕胎を殺人行為と非難して全面禁止を主張する気も無い。 だが、芽生えた命を不幸にも諸事情でどうしても親が育てられないとき、合法的な選択肢は今まで堕胎しか無かったのだ。責任を追及して「生んで育てろ」と法的義務やプレッシャーをかけて親を追い詰めたところで、結局は不幸な事態に陥るはずだ。 「ゴメンね、どうしても育てられないよ…。でも、ずっと元気に生きていてね?」と考える親に、「殺す(堕胎)」か「挫折する可能性の高い不幸な子育て」しかない選択を強いて良いものか? 結局、今は「堕胎を奨励している」状況だと思う。ケシカランと嘆こうが、それが現実だ。 記事によると、この取り組みを「捨て子の奨励」と反対する意見があるそうだ。私はこの取り組みを「捨て子の奨励」とは思わない。「捨てる」のは、「赤ちゃんが死んでも構わない」という意味を含むと受け止めるが、これは「生きて欲しい」という前提で預け託す行為だ。捨て子とは全く違うと思う。 だから、ポストに託す子の数が増えても私は「捨て子が増えた」と受け止めない。 その分、堕胎が減ったら大成果だ。だから、今後の評価は堕胎とセットで考えるべきだと思う。 それより何より…、 これだけ世間の注目を浴びれば、第一号の赤ちゃんは、きっと色々と報道されるだろう。節操の無いメディアはポストの前に張り込んでいるのではないかと思う。誰かに見られているかも知れないのに、実際にポストへ子を預ける親が現れるのだろうか? …ってか、妊娠を覚悟しないでセックスするな! 「赤ちゃんポスト」運用開始 国内初 賛否両論の中で [ 05月10日 12時09分 ] 共同通信 熊本市の慈恵病院は10日正午、養育が困難な親から新生児を匿名で受け入れる「赤ちゃんポスト」(こうのとりのゆりかご)の運用を始めた。昨年11月の構想発表から半年。「命を救う最終手段」「子捨てを助長する」と賛否両論の中、本格的なものとしては国内初となる取り組み。この日は病院1階の新生児相談室に設置された「ポスト」の縦50センチ、横60センチの扉のロックが解除された。 <赤ちゃんポスト>熊本市の慈恵病院で運用開始 [ 05月10日 12時09分 ] さまざまな事情で親が育てられない新生児を匿名で預かる国内初の「赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)」が10日正午、熊本市の慈恵病院で運用を始めた。蓮田太二理事長は同日朝会見し「(匿名で預けるより)できるだけ相談していただきたい。お母さんと赤ちゃんの救いにつながる」と話し、改めて相談の重要性を強調した。 年中無休で運営されるが、多くの新生児が一度に匿名で預けられた場合は運営を一時休止することも検討するという。 ポストは人目につきにくい病院敷地の東側奥にあり、外部から扉(縦約50センチ、横約60センチ)を開け、保温器付きベッドに新生児を入れる仕組み。扉が開くとセンサーが作動して職員に知らせ、新生児は速やかに保護される。 病院は相談を促すため、ポスト手前に24時間対応の病院や行政の相談電話番号を記した看板を設置。扉の横にも病院の相談窓口につながるインターホンを付けた。子供の出自を知る権利に配慮し、扉に「赤ちゃんに何かを残してあげて」と明示したほか、ベッドには後で照合できる印が入った母親あての手紙も置く。母親が名乗り出れば、病院は行政などと連携し、特別養子縁組などにつなげる。 母親不明の新生児の場合、病院はただちに県警や県の児童相談所、市に連絡。児童相談所は新生児を乳児院で保護した後、施設や里親に託す。県警は事件性の有無を調べる。生後日数が経過した乳児や外傷がある赤ちゃんの場合、病院は事件の可能性があるとして捜査に協力する。【谷本仁美】 ◇首相「匿名で置き去り、あってはならない」 安倍晋三首相は10日昼、熊本市の慈恵病院が赤ちゃんポストの運用を始めたことについて「本来は自分の子を、どこかに置いてきてしまう、匿名でどこかに捨ててしまうことはあってはならない」と指摘した。その上で、「匿名で子供を置いてきてしまう前に、国と自治体も相談できる体制を作っている。まず、そういうところに相談してほしい」と呼びかけた。首相官邸で記者団の質問に答えた。【佐藤丈一】 <赤ちゃんポスト>20年前、群馬にも 6年で10人預かる [ 05月08日 03時00分 ] 10日にも熊本市の慈恵病院で国内初の「赤ちゃんポスト」の運用が始まるが、その原型ともいえる施設が約20年前、群馬県にあった。戦後、私財を投じて養護施設を設立するなどの活動で知られる、吉川英治文化賞受賞者の品川博さん(99年に83歳で死去)が発案した。死亡した乳児が見つかる事案もあり、活動は6年弱だった。赤ちゃんポストには賛否両論あるが、当時の関係者は「親への批判はあっても、子どもの命を救うことは別の問題のはず」と今回の取り組みを注目している。【鈴木敦子】 同県大胡町堀越(現前橋市堀越町)の農村に建てられたプレハブの「天使の宿」で86年に設置。畳約2枚の空間を上下に仕切り、布団を数枚敷き詰めた。「子どもを置いたら電気をつけて」と張り紙をし、明かりがつくと約50メートル離れた施設の職員が駆けつけた。80年代は、コインロッカーに赤ちゃんが捨てられたり、「サラ金地獄」による親子心中などが社会問題化した時代。品川さんは「子どもを親の都合で殺すな」と話していたという。 約6年間で乳幼児約10人が預けられ、5歳以下の3兄弟が一緒に置かれていたことも。「うちの子、元気ですか」と度々電話してくる、母親らしき女性もいたが、名乗り出る親はいなかった。元職員(44)は「1人で赤ちゃん7人を風呂に入れた。頭を支える手がしびれ、指の皮がふやけて腫れた」と振り返る。「捨て子を奨励するのか」という匿名の手紙や電話も何度かあったが、その度に職員は「子どもには罪はない」と答えた。 品川さんは「親がいつでも迎えに来られるように」と警察や児童相談所などには相談せず、役所でそれぞれの戸籍を作り、品川さんらが後見人となった。厚生労働省は単独戸籍について「法的に問題はない」としており、当時の厚生省は「天使の宿」の存在を把握したうえで、「県が指導する」と資料に記載した。 しかし、経済的負担は大きく、子どもたちの世話はボランティアが中心だった。92年2月には預ける場所で死んでいる乳児が見つかった。届け出を受けた警察は検視の結果、病死として扱ったが、品川さんにも職員にもこの出来事が重くのしかかり、廃止のきっかけになった。しかし、元職員の成相(なりあい)八千代さん(79)は「救える命を見捨ててはいけない」と話している。 ▽出産時の親の悩みなどの電話相談をしているNPO法人「ささえあい医療人権センター」(大阪市北区)の辻本好子代表の話 こうした施設は捨て子を助長するという指摘があるが、「天使の宿」は子どもが犠牲になる現状を憂いた、やむを得ない措置だったと思う。その意味で、社会に対する問題提起だったとも言える。捨て子を生まない法的支援や命の重みを若い世代に教えるなど、社会がすべきことはたくさんある。 赤ちゃんポスト許可発表へ 熊本市長が午後会見 [ 04月05日 11時25分 ] 共同通信 親が育てられない新生児を匿名で預かる熊本市の慈恵病院が計画の「赤ちゃんポスト」(こうのとりのゆりかご)について、同市の幸山政史市長は5日午後、設置の許可を正式に発表する。ドイツなど欧米各国では同様の取り組みが既にあるが、国内での本格的な施設は初めて。「捨て子の奨励につながる」など反対意見もあるが、熊本市は、法的問題を国に確認した上で許可は可能と判断した。 赤ちゃんポストを初認可 熊本市、匿名で新生児保護 [ 04月05日 19時08分 ] 共同通信 親が育てられない新生児を匿名で受け入れようと、熊本市の慈恵病院が計画している「赤ちゃんポスト」(こうのとりのゆりかご)について、同市の幸山政史市長は5日、同日付で設置を許可したと発表した。国内での本格的な施設は初めて。市は赤ちゃんを預ける行為が保護責任者遺棄罪に当たらないかなどを国に確認した上で許可を判断。慈恵病院は近く設置工事を始め、早ければ今月末にも運用を始める。 <赤ちゃんポスト>熊本市が許可 慈恵病院申請 [ 04月05日 15時52分 ] 熊本市の幸山政史市長は5日午後、慈恵病院(熊本市)が申請していた、さまざまな事情で育児ができない親が匿名で新生児を預けることができる「赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)」の設置を正式に許可することを表明した。「ポスト」設置は国内初となる。「命が救える」「育児放棄を助長する」と世論の賛否は割れているが、安全な施設の運用や捨て子を防ぐための行政の一層の対策が求められる。 幸山市長は「市だけで判断できる問題ではない」と慎重な姿勢を見せる一方、「助かる命があるなら」と設置許可に前向きな方針を示していた。 病院は昨年12月15日に設置許可を申請。児童虐待防止法や母子保健法の母親の努力義務などに触れないかが問われ、熊本市が厚生労働省と協議した。厚労省は2月22日に「法的に問題はない」との見解を示した。ところが、翌23日、安倍晋三首相が「親が責任を持って産むことが大切」と強い懸念を表明したことなどもあり、市は慎重な対応を迫られていたが、病院から「子供を預ける行為は緊急避難で、病院は健康保持に万全を期す」などの文書回答を得て、最終決断した。【山田宏太郎、谷本仁美】
by negative_opinion
| 2007-04-05 22:24
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