カテゴリ
最新のトラックバック
その他のジャンル
記事ランキング
以前の記事
2017年 12月 2016年 02月 2015年 07月 2015年 01月 2014年 11月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 05月 2013年 07月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 10月 2012年 07月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 04月 2011年 01月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 ファン
画像一覧
|
今さらではあるが、この大会を通じ、フィギュアスケートに対して二つの対極が印象づけられた。
すなわち、「表現力や芸術性」と、「4回転ジャンプやトリプルアクセルといった技術」の、スケートの志向に関する対極だ。これは、技術の進化と共にトレンドがどちらかに振れるのは仕方ない事だと思うし、贔屓の選手に有利なら賛成するし、不利なら不満を抱くのは当然だ。永遠に決着できないテーマだが、選手は競技を続ける以上、淡々とルールや評価の変化に適応するしか無いし、高度な両立をめざすのが正論だと思う。 それから、「潤沢な資金を集めた組織的なチーム体制」と、「選手が主体となり、コーチとの二人三脚を基本とするチーム体制」という、チーム体制の対極だ。TV報道によれば、浅田選手の敗因の一つに体制の弱さがあった気がしてならない。JOCや協会組織の立場では、特に個人競技で最初から特定の選手「ありき」の育成は筋論として出来ないだろうが、それでも建設的に対応すべき課題だと思う。 一方では、「技」にこだわり、選手個人を軸にした体制で勝利を目指す選手同士の、国を越えた連帯感や絆が嬉しい。国家や企業といった組織の枠組みでなく、可能性を持つアスリート同士が国を越えて前向きに連帯する姿は勇気づけられる。 浅田選手には、高橋選手をはじめプルシェンコ選手からも温かい言葉をいただくだけの素質と期待感があるのだ。ジャンプ技術にこだわりながら、金メダルに届かなかった選手達が、浅田選手を素直に応援したくなる気持ちが嬉しく、誇らしい。単なるリップサービスでない事を祈る。 日本人は判官贔屓をしたくなるものだが、それだけでなく、卓越したユニークな「技」で世界一になる事を尊ぶクセがある。象徴的なのは王貞治選手の一本足打法によるホームラン世界記録、イチロー選手の職人芸的な安打による世界的活躍である。札幌五輪で金銀銅を独占した「日の丸飛行隊」ジャンプ陣の美しい姿勢も苦難の末に得た技と聞くし、バレーボールで日本が一時代を築いた一因には、クイック攻撃や時間差攻撃といった技の開発があったと聞く。ヘンな例えかも知れないが、往年のスポ根ドラマ「アタックNo.1」の必殺技「木の葉落とし」や「回転レシーブ」、あるいは「巨人の星」に出て来た魔球「大リーグボール1号、2号・・・」がウケたのも、そういう事だと思う。外国人の圧倒的なパワーや体格差に対抗するため、突き抜けた「技」をもって世界一になる事に憧れて来たのだ。 浅田選手には、そういう日本的な憧憬を現実にしてくれそうなオーラがある。もちろん、往年の女子フィギュアで活躍した日本人選手と比べて、浅田選手の体型が国際的に見劣りしない美しさである事も現実味を増している。渡部絵美、伊藤みどり、といった時代は、いかに卓越した技があったとしても、足腰の体型的な容姿の不利が素人目に見て辛かった。 「リベンジ」という暗い表現は敢えて避ける。浅田選手にとって、今回の結果は次回のオリンピックに向けた「メイク・ドラマ」の始まりなのかも知れない。プルシェンコ選手から、国を越えて浅田選手の4回転ジャンプをサポートする言葉を得たことで、そんなドラマ性に新たな期待感を募らせている。 なお、出来る事なら、彼女のスマイルが際立つような、明るいモチーフの楽曲と振り付けであって欲しい。 真央、プルシェンコのほっぺにチュッ 2010年3月1日 08時00分 ( 2010年3月1日 09時09分更新 ) バンクーバー冬季五輪フィギュアスケートエキシビション(27日=日本時間28日、パシフィックコロシアム)フィギュアスケート女子で銀メダルを獲得した浅田真央(19)=中京大=が、男子銀メダリストのエフゲニー・プルシェンコ(27)=ロシア=から熱い“ご託宣”をもらった。2014年ソチ五輪に向け挑戦する意向の4回転ジャンプについて、『帝王』は「彼女ならできる。何なら自分が手助けするよ」と明言。この日はエキシビションが行われ、真央や5位の安藤美姫(22)=トヨタ自動車=らが華麗な滑りを披露した。 メダル争いの重圧から解放された真央が、華やかな笑顔を見せた。メダリストらが出演するエキシビション。「クイーン・オブ・トリプルアクセル(3回転半の女王)」と紹介され登場すると、黒とピンクの衣装に扇子を片手に、パガニーニ「カプリース」の調べに乗って優雅に舞う。「お客さんの顔も見て滑れたし、緊張の中でも楽しめた」。大歓声を浴び、真央スマイルが輝いた。 かれんな『3回転半の女王』に、『4回転の帝王』から熱い言葉も届いた。「(顔を合わせたとき)マオからほっぺたにキスされたよ」と自慢げに切り出したプルシェンコだ。真央が意欲を見せている4回転ジャンプについて「Yes she can!」と太鼓判を押し、「着氷にはまだ少し難があるけど、マオはジャンプの回転が速いから大丈夫」と断言した。さらに「何なら僕も手助けできる」と、コーチ役にも名乗りを上げた。 実は真央もプルシェンコに熱視線を送っていた。この日朝のエキシビション練習で同組になったプルシェンコの4回転練習を、男子銅メダルの高橋大輔(関大大学院)とともにじっくり観察。「間近で見られてすごくいい機会になったと思う。練習でもすごく簡単に4回転を跳んでいる」。練習でもウオーミングアップ代わりに4回転の2連続ジャンプを跳ぶほどの達人に刺激を受けたようだ。 真央は次回ソチ五輪に向け、得意の3回転半を磨く一方、練習では何度か成功させたこともあるという4回転トーループの挑戦も視野を入れている。前日には高橋も真央の4回転挑戦にエールを送り「聞かれればアドバイスぐらいは」と胸をたたいた。 ショートプログラム(SP)、フリーでともに4回転を決めながら敗れ、採点方法に疑問を示すなど一石を投じたプルシェンコにすれば、ジャンプにこだわる真央は“同志”。『帝王』のバックアップを受け、真央が4年後に夢をはせる。
by negative_opinion
| 2010-03-01 11:12
| スポーツ・芸能
|
ファン申請 |
||