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一連の報道を通じてIOCの会長が変わってから、商業主義へ過度に振れていた五輪がバランス感覚を取り戻しているような印象を受けた。もしそうであれば、東京のみならず、今後、日本の五輪誘致は連戦連敗するだろう。今の日本では決定的に欠けていると感じた事を書き残す。
1.祭は意気込み。地元の誇り。損得勘定でも理屈でもない。 「祭」は損得勘定や理屈じゃない。意気込みでやるものだ。だから地元の誇りをかけて行うアツい祭りは楽しいし、一方では、たとえ規模が大きくても型通りの祭りは寂しい。 2.「上げ膳・据え膳」に慣れた庶民感覚。 私を含む日本人の多くは、自らの意思で五輪を誘致しなかった。データを取るまでもなく、日本国民の多くは醒めていた。予算なり権力を持っている為政者と、カネを持っている一部の人達が、政治・経済的メリットを期待して呼び込む興行が五輪であると考え、庶民は傍観した。そして、為政者による上げ膳・据え膳の五輪に対して、オイシイ所だけ楽しもうとしていたと思う。 また、為政者(主に石原都知事)もトップダウンを身上として来た。庶民に対して醒めていて多くは期待せず、自身の考えと豪腕で誘致して、有権者をひれふさせようとしていた気がする。もし、全都民の盛り上がりで五輪誘致の都知事陳情があったら、石原都知事はかえって引いていたと思う。 五輪に対して、心の片隅に少しでも「上げ膳・据え膳」の「呼び物」興行という意識があったら、他の候補地に負ける。今回のような対応では、往年の商業主義が復活しない限り、絶対に誘致できないと思う。 特に、今回のリオみたいに「南米で初の五輪」という長年の悲願で、純朴な国民が純粋に一致団結していると、興行としてのメリットやクールな打算の訴求だけでは太刀打ち出来ない。 3.「先の読める損得勘定」と「醒めた打算」でしか動けない日本人。 今の日本国民が、損得勘定や理屈を超越した「アツい気持ち」で一致団結できるか?私は絶対ムリだと思う。 何故なら、今の日本国民にとって理屈抜きでアツくなる事が最も苦手で、今後ますます退化する感性だからだ。これからの日本人は、「先の読める損得勘定」と「醒めた打算の範囲」でしか行動できないのだ。 4.為政者の独善、キーマンの不足。 しかも、為政者(石原都知事)が誘致失敗の原因を「庶民の総意」に求めず、他国の政治力やロビー活動の違いで総括しようとしているようだから、なおのこと縁遠い。損得勘定でなく、理屈抜きのアツい気持ちで自らクールに動くキーマンがおらず、都知事の命令に忠実なスタッフしかいなかったのだろうと思う。 5.リーダー自身が醒めていたら問題外。 泥臭さ、ひたむきさ、アツい気持ち・・・といったものは、石原都知事にしてみれば「内に秘める」べきものであって、表に晒すのは「痴態」なのかも知れない。石原都知事のスタイルであり、流儀だろうが、私にしてみればカッコつけ過ぎで響かない。少なくとも、石原サンを男にしようぜ・・・という意気込みにはなれなかった。これぞ都会人の「ひ弱さ」である。 総括: ひと言で言わせてもらえば、結果的に日本は五輪をナメていた。カネをかけて、洗練されたシナリオと筋の通ったカッコ良いプレゼンをすれば話が通ると思っていた。しかし、「皆のアツい気持ち」という、五輪誘致の根本的な大前提が欠けていた。しかも、都知事も都民も、お互いに「アツい気持ち」を最も苦手としていた。何故ならば、アツい奴はウザいからだ。バカになれないのが都会人の気質である。 だから、東京に五輪誘致なんて永遠にムリだ。 <石原都知事>招致活動費に監査入れる考え示す 帰国会見で 2009年10月4日 13時33分 ( 2009年10月4日 21時14分更新 ) 国際オリンピック委員会(IOC)の総会に出席するためコペンハーゲンを訪れていた東京都の石原慎太郎知事が4日帰国し、都庁で記者会見した。招致活動に投入された150億円の使い道について、「監査を入れて、(使途が)妥当だったかどうか、都民の目に明らかにすることが最低限の責任だ」と語った。 20年開催の五輪招致を目指すかについては「今までの経験の内容、データを詳細に発表して、民意をしんしゃくすることだ」と慎重な姿勢を見せた。また、招致失敗に関し、「JOC(日本オリンピック委員会)はもっと強くならなきゃだめだね。若いホットショット(やり手)がIOCの中核に入っていかない限りだめですわな」と苦言を呈した。同席した市原則之JOC専務理事は「ご指摘のとおり。(世界の競技団体へ)若い人を送り出していかねば」と語った。【真野森作】 2016年「東京」五輪落選 ネットでは冷ややかな反応 2009年10月3日 18時03分 ( 2009年10月4日 07時44分更新 ) 2016年夏のオリンピック開催国はブラジル・リオデジャネイロに決定した。しかし、ネット上ではとくべつ騒ぎにはならず、ツイッターでは「来なくてよかった」「個人的にはホッとした」といった冷ややかな書き込みが目立った。 「やっぱ都民があれだけ盛り上がらなかったら」 オリンピック開催国が決定したのは日本時間10月3日、午前2時頃のことだった。コペンハーゲン(デンマーク)で行われた国際オリンピック委員会総会では、立候補都市のシカゴ、東京、リオデジャネイロ、マドリードの順にプレゼンテーションが終わると、投票にうつった。投票では、過半数を獲得する都市が出るまで、最下位が落選する方式で行われた。東京はシカゴについで、2回目での落選が決まった。 開催国決定の瞬間は、ミニブログ「ツイッター(Twitter)」にも書き込みが殺到した。この決定に、「東京オリンピックないのかー。残念」「東京五輪ダメだったんだね」「今さらだけど、東京五輪観たかったな」といった書き込みもあったが、反対に、「オリンピック東京に来なくてよかったとか思ってる不届きものは私だけでしょーか」「交通の混乱や治安の悪化などが心配だったので個人的にはホッとした」「やっぱ都民があれだけ盛り上がらなかったら東京ではないだろな」「東京がオリンピック落選してよかった」などと冷めた書き込みも目立った。 ちなみに、アルファブロガーとして知られる小飼弾さんもブログで、リオ開催が決まったことに対し、「オリンピックというのは、途上国が発展の途上でやるべきものだ」とした上で、「日本はもうやるな、とまでは言わないけど、東京はもうやるなとは言っておく」と書き込んでいる。 2ちゃんねるでは「祭り」にもならず ネット掲示板「2ちゃんねる」でも、「五輪」に関するスレッドは多いものでも7本。スレッドが数十本、勢いよく乱立していく「祭り」状態には発展することはなく比較的、関心が薄かったようだ。 もっとも、東京オリンピックの招致をめぐっては、招致委員会が09年1月に発表した世論調査によると、全国で70.2%、都内では68.6%という支持率だった。だが、国際オリンピック委員会が09年2月に行った世論調査では56%で4か国中、最下位だったとも報じられている。五輪招致に対する関心の低さはずっと続いているようだ。
by negative_opinion
| 2009-10-04 23:40
| スポーツ・芸能
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